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新沖縄文学 97号

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昨年32年ぶりに復刊した『新沖縄文学』の最新号。

特集は「分断と共生の岐路」を掲げます。
世界中で国籍や属性による疎外の論理が広がり、事実がSNSによって歪曲され拡散する現代。そうした異論を許さない空気の先にある全体主義を、沖縄の立場から拒否するために。
個々の命を尊重し、共生を目指す表現を集め、発信します。
社会学者の古波藏契氏と哲学者の永井玲衣氏の対談「社会の根っこで信頼を作る」。
崎濱紗奈氏、モバイルプリンス氏、目取真俊氏、親川裕子氏、せやろがいおじさん氏と、注目の書き手に集まっていただきました。


書き下ろし小説は3編。
アジア各国から注目を集める沖縄出身の小説家、又吉栄喜氏の「洗浄」。
直木賞受賞作『宝島』が映画化された真藤順丈氏の「くがにの巨人」。
「入れ子の水は月に轢かれ」で第8回アガサ・クリスティー賞を受賞したオーガニックゆうき氏「風ぬカラハーイ」。


グラビアは沖縄を拠点に活躍している写真家、伊波リンダ氏と石川竜一氏。








目次
グラビア Through The Gray Window (Mazu2025) 伊波 リンダ
American Villege 石川 竜一


創作 洗浄  又吉 栄喜
創作 くがにの巨人  真藤 順丈


特集 分断と共生の岐路
対談 社会の根っこで信頼を作る  古波藏 契×永井 玲衣
論考 知性主義と能力主義 ―― ネット右翼を焚きつける不幸な燃料  崎濱 紗奈
論考 コミュニティーの可能性 ―― 発信から実践へ  モバイルプリンス
論考 基地反対運動弾圧の実態と現場からの情報発信  目取真 俊
論考 疎外と憎悪とフェミニズム  親川 裕子
論考 分断を乗り越える力 ―― 参政党支持者へのアンケートから  せやろがいおじさん


第2回タイムスまんが大賞受賞作  ゆびきりげんまん  あがた
創作 風ぬカラハーイ  オーガニックゆうき

沖縄戦継承の断層をいかに乗り越えるか  謝花 直美
激変する政治環境と民意の行方  長元 朝浩
物価高騰が直撃する沖縄経済  宮城 和宏
映画は沖縄を演じ続けるのか  世良 利和
若者と沖縄文学  知念 直幸
ガザを書く人 ― アリア・カッサーブ「人間-動物の日記」をめぐって 若林 千代
沖縄県の芸術政策  遠藤 美奈
沖縄を再び戦場化する防衛政策に抗う  照屋 寛之


第五十一回新沖縄文学賞選評
トークイベント「新沖縄文学選考委員が語る 小説と文学賞と沖縄」
新沖縄文学賞募集要項
新沖縄文学賞受賞作一覧


短歌 ゼブラパン  佐藤 モニカ
俳句  落下と噂─あるいは遡行から外れる種種とその脈動へ付着する風物に連なる五句  酢橘 とおる
詩   錯誤に似て 他一編  新城 兵一

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